欠陥住宅の原因
欠陥住宅の実態を写真とともに紹介します。
欠陥住宅の原因
 
土台とアンカーポイントのずれ
今日マスコミで話題になっている、「欠陥住宅」「手抜き工事」の原因は、 →最初から欠陥になりかねない設計ミスがあった。→管理する人に、知識やチェック能力がなかった。→管理する人が、時間がなくて現場に行かなかった。→施工業者が意図的に手を抜いた、ないしは技術能力がなかった。→管理者と施工業者の信頼関係がなかった。
の、いずれかに当てはまると思います。
管理者(一級建築士、現場監督、施工店)が、現場でのチェック能力に欠ける事や、現場に行く回数が少ない為、施工に関し、きちっと管理できない事が、まず挙げられます。

アンカーボルトが、土台にしっかり効いていないので、地震の時に危険
と言うのも、一級建築士は、施主との、間取り・使用する什器や建材の細々とした打ち合わせ、又、図面を書いたり、建築確認申請を提出する為の役所との折衝等に追われ、肝心の施工は業者任せになる事が多いのです。

現場監督は、何現場も同時に受け持っている場合が多いので、主に工事の段取りばかりに気を取られ、細々としたチェックは出来ません。
町の小規模な工務店が新築工事全部を請け負った場合、その大工さんが毎日現場に行っても、自分の仕事で精一杯で、他の二十数業種の施工管理を把握しているかと言うと、そうはいきません。
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外壁ペンキのふくらみ
1軒の建物完成までには、一般的に4ヶ月(120日間)位かかります。
この期間に、一級建築士や現場監督は、何日現場に来ると思いますか?7〜8回から十数回位(もちろん熱心に現場に来る人もいますが)です。
それも、朝から晩までいるのではなく、ほとんどの場合、数十分から数時間で帰ってしまいます。
結果的に、業者任せになるのも当たり前です。それが、信頼できる業者でしたら良いのですが、悪い業者に当たると、「欠陥住宅」「手抜き工事」の原因となります。

下地をよく乾かさない為に起こった欠陥

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ホールダウン金物のずれ
又、現場で施工している20数業種もの業者さんから、管理者が、貴重なチェックポイントを聞き出すというのも、一朝一夕に出来る事ではありません。監督する人と、される人の間では、どうしても、表面的には別としても、敵対関係になるものです。施工業者も、余程信頼し、心を許した管理者にでなければ、手の内など明かしたがらないものなのです。

管理者は四六時中現場にいないので、きちっと施工してもらうには、管理者と業者の信頼関係が重要な事なのです。
この現状を踏まえて見方を変えれば、
施工業者→「施主はどうせ素人だから解らないだろう」施主さん→「全く建築知識がない」
これではホールダウン金物の効力が半減
このギャップも「欠陥住宅」「手抜き工事」を生む一因となっています。
つまり、建築知識のない施主自身が「欠陥住宅」や「手抜き工事」の一端を担ってしまっている事にもなるのです。 
今、その解決策の鍵は、貴方自身が握っているのです。
是非、建築に関する最小限の知識を身に付け、失敗のない家造りを実現して下さい。

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